今回から豊生会ブログに参加させてもらうことになりました臨床工学科のCと申します。どうぞ宜しくお願いします。
僕は臨床工学技士として東苗穂病院で働いています。
院内では、技士さん、CEさん、って呼ばれることが多いです。
このブログを見ている皆さんの中には臨床工学技士って何してる人なの?って思う方がいるのではないかと思います。
せっかくの機会なので、今回は僕の家族の話だったり、キャンプとかカードとかボードゲームとかの趣味の話だったり、ペットで飼っているコーンスネークの話ではなく、臨床工学技士(CE:Clinical Engineer)について簡単に紹介しようかと思っています。
最初に、CEの定義として
「臨床工学技士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であって政令で定めるものを含む。)及び保守点検を行うことを業とする者。
と臨床工学技士法第2条に記されています。
ちなみに臨床工学技士法というのは1987年6月に成立したかなり新しいものです。できてから30年ちょっとしか経っていないですね。ちなみに僕とほぼ同い年くらいです。
上記の定義を簡単に言い換えると、医師の指示を受け色々な医療機器を使って治療をしたり、医療機器・医療設備がいつでも安心安全に使えるようにメンテナンスや点検をするよ!といった感じです。
仕事内容は結構地味なことが多くて、皆さんに仕事の成果として見える部分が少ないのかなと感じます。院内で機器の故障・誤作動などの問題がなく、患者様が穏やかに過ごせている時が僕たちの一番の仕事の成果だろうと勝手に思っています(笑)。
すでにCEをご存じの方は透析室の人というイメージが強いと思います。
しかし、実際のCEは手術室、心臓カテーテル検査室、高気圧酸素療法室、内視鏡室、ICU・ECU、病棟、ペースメーカ外来、など色々な場所で働いているんです!(当院では行っていない業務や場所も含んでいます)
業務として携わる機器は、透析機器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、ペースメーカなどなど、、、のべ50項目以上あります!!(多すぎるので割愛させていただきます)
つまり臨床工学技士とは、、、
病院にとってなくてはならない縁の下の力持ちであり、医療機器におけるスペシャリスト集団!!
と言っても過言ではないのではと思っています(※もちろん持論です!)
簡単ではありますが以上でCEの紹介を終わります。少しCEのことを知ってもらえたのではないかなぁと思っています。
僕たちは臨床工学技士として、患者様に安心安全な治療と質の高い医療を提供できるように日々頑張っています。
もし院内の医療機器で困ったことがあったら気軽に近くのCEさんに相談してみてくださいね。