ライフプランセンターひまわりのKです。
4月も下旬に入り、春らしい陽射しと暖かな空気、そして砂埃がやってきました。
砂埃といえば、冬の間に歩道にたくさん撒かれていた「滑り止め用砂」ですが、あれはどこに行っているのかご存知ですか?もしかしたら、歩道に沿って、路側帯に積まれた砂を見て、何だこれはと思われたことがあるかもしれません。あれは滑り止め用砂が大半で、実は人力であのような形にされているのです。
私は大学生のころ、いろんなアルバイトをしましたが、その中でも「これはしんどい」という仕事に「砂の掃き下ろし」というのがありました。
冬の間に撒かれた砂が、雪融けとともに歩道にたくさん顔を出すのですが、竹ぼうきで延々と歩道の砂を掃いて車道に落としていく仕事です。
主に夜間、ひたすらホウキをかけていくという単純な作業なんですが、大変さもあります。ただただ何キロも歩いてホウキをかける。レレレのおじさんか、お寺の住職さんよりもホウキをかけまくるわけです。そうすると、砂埃が舞うわけで、マスクをしていても鼻の穴は真っ黒、目は真っ赤。足はパンパンに張り、手は豆だらけになるのです。きつい作業でした。
そして、歩道から掃き下ろされた砂は、スイーパーという作業車(でっかい掃除機みたいなもの)によって吸い上げられて、その後は水を撒かれて道路がキレイになっていくのです。
吸い上げられた砂は産廃として処理されます。
この連日連夜(概ね2週間位)の作業によって砂埃アレルギーを発症してしまったわけですが、今でもこの時期になるとアレルギーが出て、竹ぼうきを思い出すんです。
「大変な仕事している人のおかげで街がきれいに維持されているんだよ」と息子に伝えながら、今日もアレルギーと戦うお父さんでした。