こんにちは、リハビリテーション部Aです。
リハビリテーション部では2020年度から関係機関と連携し、地域住民向けの体力測定会を開催しています。
体力測定会では、握力、歩く速さ、バランス能力、膝を伸ばす筋力、立ち上がりの速さなどを測定しています。さらにIn Bodyという高性能な体組成計を用いて全身の筋肉量も測定しています。
また、リハビリテーション部で作成した「体力測定手帳」に結果を記録し、身体機能の変化が分かるように工夫しています。
2020年度は、当院近隣にお住まいの79名(男性16名、女性63名)の方に参加していただきました。
In Body
体力測定手帳(表紙)
体力測定手帳(記録用紙)
2021年度の取り組みとしては、これまでの測定項目に加えて、ロコモティブシンドローム(ロコモ)の評価を追加する予定です。
ロコモティブシンドロームとは、
骨・関節・筋肉・神経などの不具合により、立ったり歩いたりするための身体能力(移動機能)が低下した状態をいいます。 |
具体的には、
①立ち上がりテスト(40cm→30cm→20cm→10cmの台で何cmまで立ち上がれるか)、
②2ステップテスト(大股で2歩分の歩幅を測定)、
③ロコモ25(質問紙)
を行います。
立ち上がりテスト用台
2ステップテスト用マット
ロコモの評価を行うことで、より早期に身体機能の低下を把握し、早期に対応することで機能の維持向上が期待できます。
今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い体力測定会は実施できておりませんが、感染状況が落ち着いた際には、再開したいと考えておりますので、よろしくお願い致します。