2019年10月アーカイブ

天高く馬肥ゆる秋。皆さまいかがおすごしでしょうか?

「じんざい」と聞いて、皆さまはどのような漢字を書かれますか?多くの方は「人材」と書かれるのではないでしょうか?私は「人財」と書くようにしています。

 

人は、「材料」ではなく「財産」ですから。

 

子育ても、職場でも、人を育てるということは大変なことです。「あれしなさい」「これしなさい」と指導の名目で指示し、覚えさせることが「育てる」ことだと考える方もいらっしゃるかもしれません。

 

「人は、自ら知り気づかなければ、行動に移しません。」

 

指示するだけでは反発が生まれてしまいます。子どものころ、両親に「勉強しなさい」と言われたあの頃を思い出してみてください。

では、どうすれば人を育てることができるか。

 

「その人が自ら知り気づいたと思うように仕向けること。」

 

ではないでしょうか?

 

指導者は大きく2つに分類されると言います。増幅型リーダーと消耗型リーダー。

 

1.増幅型リーダー

人の才能を最大限活かし、隠れた能力を引き出し、役割と出番を創発。当人が自ら課題解決できるように育てるリーダー。人は財産と考えてい=人財

(例1)何か問題が発生した場合「どうしてそういうことが起こったか、その原因を一緒に見つけ出し、同じ間違いを繰り返さないよう一緒に考えよう」

(例2)新たなことを始める際、「こういうことをしようと考えているけれど、何か意見ない?」

 

2.消耗型リーダー

重要な意思決定は自分でし、人には細部まで命令を下し、支配しようとするリーダー。人はモノと考えている=人材

(例1)何か問題が発生した場合「何やってんだよ。同じこと繰り返すなよ!。」

(例2)新たなことを始める際、「こういうことするから、君はこれやって。余計なことしなくて良いから。」

 

大切なのは、「我々いまを生きていいる人間は、自分の人生さえ過ごすことができれば良いのだろうか。一度きりの人生。何をどこまで明らかにし、どこからを次の世代にバトンタッチするか。」ではないでしょうか。間違えても、失敗しても良い。何事にも大いに挑戦し、間違いや失敗を素直に認める勇気を持つ。その時、どのように対応するかで「本物」が良くわかるものです。

 

人を育てるということは、斯くも難しいものです。

次回のブログでは、「順番」や「新しいことを始めるのに必要なことは」について、“覚えていたら”書きます…笑。

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