オーストラリアは「暑く!熱い!」国でした。

こんにちは!

ひまわり事務のMです。

連日の大雪で公私共に大変です!(汗)春はまだ先・・・ですね。

 

さて、先月のお話になりますが、私含め豊生会の理事長他数名でオーストラリアに視察研修に行ってまいりました。

オーストラリアは季節が日本とは逆になるので、今は真夏です。113日~20日まで滞在しておりましたが、その間に47℃というとてつもない気温を体験してきました!さすがに向こうでも記録的な熱波で、山火事も多発しているそうです。札幌との気温差が50℃にもなり・・・ある意味貴重な体験!?になりました。

 

前置が長くなりましたが、福祉の先進国といえば一般的にはスウェーデン等の北欧がメジャーです。では何故オーストラリア?

実は日本ではまだあまり知られていない「ダイバージョナルセラピー」について学んでまいりました。

 

日本ダイバージョナルセラピー協会の定義によると、「ダイバージョナルセラピーとは、各個人が、いかなる状態にあっても自分らしくよりよく生きたいという願望を実現する機会を持てるよう、その独自性と個性を尊重し、援助するために、「事前調査→計画→実施→事後評価」のプロセスに基づいて、各個人の"楽しみ""ライフスタイル"に焦点をあてる全人的アプローチの思想と実践である。」とあります。

 

つまり、一言で言うと、全ての人々は人生を「楽しむ」権利を有し、それはいかなる状態になろうとも、死ぬまで不変のものであるということです。

現地の施設を視察し、多くのスタッフの説明を受けましたが、我々はつい「できること」や「成果や効果」に目を向けがちですが、結果如何に関わらず、レクリエーションやアクティビティを通じて「楽しむ」ことに最大限の意義を見出すことが大切なことだと、痛感させられました。

 

オーストラリアではその思想を具現化・体系化し、独立した専門職としてダイバージョナルセラピーワーカーを育成し、実践しております。

(日本でもまだ僅かではありますが、取り入れている病院・施設があります。)

当法人でもまずはその考え方を学び、全体で共有できるよう取り組みを始めましたが、多くの患者様、利用者様に楽しんで毎日を過ごしていただけるよう、実践していきたいと思います!

 

 

① ナーシングホーム入居者さんの合同絵画。それぞれの性格や心情を表しています。

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② 古い長靴を植木鉢にしています。発想が豊かですね!

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③ 合同で制作したタペストリー。キルティングの文化が根付いています。

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④ ドールセラピーで大喜び!

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 ⑤ スタッフの作品。国は違えど想いは一緒!?

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⑥ それぞれの手芸作品を集めて一つに!

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2013.2.13

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