ピロリ菌とは
ピロリ菌は胃を覆う粘液を減らし、胃壁を傷つけてしまう細菌です。胃炎や胃・十二指腸潰瘍、さらには胃がんの原因になることが分かっています。 |
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どこから感染するのか
ピロリ菌の感染経路は、経口感染と考えられています。井戸水からの感染や幼児期の親から子供への口移しなどが原因と言われていますが、はっきり解明されていません。また、予防法もよくわかっていません。
どんな症状があるのか
ピロリ菌に感染して胃炎などの状態になると、胃もたれ・胸やけ・吐き気・食欲不振・胃痛などが現れます。
ピロリ菌の検査
ピロリ菌がいるのかを調べるには、いくつか方法があります。(血液検査・内視鏡で組織を取る方法・便検査・尿素呼気試験)
空腹で来院して頂き、錠剤の検査薬を飲み、その前後で吐く息を採取する検査です。所要時間は1時間程度です。院内に検査用機械を設置していますので、当日に結果が分かり直ちに治療を開始できます! |
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尿素呼気試験の費用
胃カメラを受け、胃・十二指腸潰瘍と慢性胃炎がある方は保険適応となります。 また、該当しない方でも全額自己負担で検査ができます。
尿素呼気試験 | 保険適用時の自己負担額 | 自費の場合の負担額 |
〈3割負担〉¥1,600 〈1割負担〉 ¥530 |
¥8,400 |
※診察料、お薬代は別途かかります。 |
ピロリ菌の治療(除菌)
胃薬(胃酸を抑える)と2種類の抗生剤を1日2回、7日間飲むことで除菌ができます。その後、2か月以上経過した後にもう一度尿素呼気試験を行い、ピロリ菌がいなくなったかを判定します。 ※ピロリ菌を除菌することで、胃炎・胃がんの発生リスクを低下させることが分かっています。 ※一回目の除菌で失敗する人が1割ほどいますが、その方は抗生剤の種類を変えた二次除菌へと進みます。ここまで行うと95%の人が成功します。 胃カメラを受け、胃・十二指腸潰瘍と慢性胃炎がある方は保険適応となります。また、該当しない方でも全額自己負担で検査ができます。
予約について
予約は必要ありません。空腹でご来院ください。前の食事から5~6時間空けてください。(その間水は飲んで構いませんが薬なども一切飲めません。タバコはお控えください。)※ご判断に迷う場合は、当院へご連絡ください。